普通列車グリーン車とは?
概要
普通列車グリーン車とは、東海道線をはじめとする首都圏の長距離列車に連結されている2階建ての特別車両です。
普通列車グリーン車は、上の画像に示された路線で利用可能です。今後、中央線でも利用できるようになる予定になっています。
座席は全車自由席で、ICカードで簡単に乗車することができます。
本記事では乗り方、料金から車内まで徹底解説していきます!
料金
営業キロ | Suicaグリーン料金 | 通常料金 |
50kmまで | 750円 | 1010円 |
100kmまで | 1000円 | 1260円 |
101km以上 | 1550円 | 1810円 |
料金は乗車する距離によって異なり、上の表のようになっています。
101km以上はどこまで乗っても同じ金額なので、乗車する距離が長ければ長いほどおトクになります。
ただ特急料金と比べるとさほど変わらないので、特急列車が走っている区間は特急を使うほうが賢明という場合もあります。
乗り方
普通列車グリーン車の乗り方はいくつかあり、
- モバイルSuicaでグリーン券を購入する
- 普通のSuicaでグリーン券を購入する
- 券売機でグリーン券を購入する
- 車内でグリーン券を購入する
ことで乗車することができますが、オススメはモバイルSuicaでグリーン券を交換する方法です。
モバイルSuicaを開いた後、一番下のボタンを押します。続いてSuicaグリーン券というボタンを押します。
あとは希望する区間を選択し、クレジットカード等で購入するだけです!
この方法はスマートフォンさえあればいつでもどこでも購入することができ、現金で払う必要がないのがメリットです。
普通のSuicaで購入する場合は、駅構内に設置されている機械で購入することができます。
車内で購入する場合、事前に購入するよりも値段が高くついてしまうので注意が必要です。
JREポイントで乗ることもできる
JR東日本のポイントであるJREポイントを使うことで、普通列車グリーン車に乗ることもできます。
その場合、距離によらず一律600ポイントなので、おトク感は断然こちらの方が高いです。
車内
今回はこちらの常磐線の車両を例に解説していきます。
通常、グリーン車は4号車と5号車にあります。どちらも構造は変わりません。
乗車したらすぐに座席上のSuicaマークにSuicaをかざして、ランプを緑色に点灯させましょう。
2階席
こちらが2階席になります。特急列車のような座席になっており、快適な座り心地となっています。
こちらがテーブルです。お弁当やペットボトルを置くのに十分な広さになっています。
ひじ掛けにある黒いボタンを押すと、リクライニングすることができます。
2階席はなんといっても眺望が良く、景色を存分に味わうことができます。また、走行音も小さいので静かな空間を求める方にもオススメです。
2階席や1階席の端には仕切りがないので、デッキの音が直接聞こえてくるところはデメリットです。とはいってもそこまで気にならないと思います。
行先などを表示するLEDも付いています。
1階席
1階席は低い位置にあるので、眺望という点では2階席に劣りますが、座席自体は全く変わりません。
眺望を気にしない方は1階席もオススメです。
平屋席
車端部には平屋席が数席あります。こちらも座席自体は変わらないのですが、写真の真上にあるので走行音は多少気になるかもしれません。
その他
4号車と5号車の間にはトイレが設置されています。
オススメの使い方と注意点
普通列車で遠方に移動する際、快適に移動するなら普通列車グリーン車がオススメです。特に青春18きっぷで長距離を移動する場合、疲れを防止するために課金するのも手です。
ただし、乗車するのが始発駅でない場合や、朝夕のラッシュ時には座れない場合もあります。確実に座りたいなら始発駅から乗車するのをオススメします。
まとめ
普通列車グリーン車は、運賃に1000円程度追加で払うことで快適に長距離を移動することができます。
車内設備は特急列車とほとんど変わらないので、快適性はかなり高いと思います。
乗車する距離が長くなればなるほどおトクになるので、使ってみる価値はあるのではないでしょうか?
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